インド編(五)世界は繋がっている
さて、バブーはいい奴だが、貨物運搬用の書類など作成した事はない。日本であればその意味や作成方法を丁寧に教えるのだろうが、現場ではさっそく出荷が始まっており、見よう見まねでこちらが言った通り作ってもらうしかない。こうやって [続きを読む]
さて、バブーはいい奴だが、貨物運搬用の書類など作成した事はない。日本であればその意味や作成方法を丁寧に教えるのだろうが、現場ではさっそく出荷が始まっており、見よう見まねでこちらが言った通り作ってもらうしかない。こうやって [続きを読む]
赴任にあたっての当面のプロジェクトは前述に記したとおり、〇ニク〇の物流網を構築する事。その初出荷は僕が住むニューデリーではなく、インドで最も近代化に成功しているといわれるインドのシリココンバレーと呼ばれるITタウン・バン [続きを読む]
インド赴任から3か月後、無事住む家も見つかり家族との合流も果たした。ちなみに比較論で言うと中国赴任時の日本人駐在者の生活レベルは中上流層に当たるが、当時のインドでは超上流に当たる。経済が相対的な現象だという事が実感できる [続きを読む]
インドは現在人口が13億8000万人の中国に次ぐ大国で2030年ころには世界一になる見込みだけあって多様性に富んでいる。その中でもインドだけのルールみたいのも数多くある。今回はその中で僕が特に印象に残った事を紹介したい。 [続きを読む]
インドといえば皆さん何を思い浮かべるだろうか?カレー?タージマハール?踊りまくる映画?全部正解! だけど、一点違うポイントもある。大体、僕らが思い浮かべるような料理、例えば中華料理の北京ダックとかベトナムのフォーとかは毎 [続きを読む]
寝耳に水の通告であった。まだ支店運営が回復したばかりで、やっと家族も中国に呼び寄せる事ができた矢先での移動辞令。しかも行き先はインド。不潔とか貧困に加えて商売にがめつい人たちがいる国というイメージで家族帯同の生活も苦労す [続きを読む]
会社から人がいなくなったからといってすぐに仕事がなくなるわけではない。物流の場合、通関や保管・配送といった業務はお客さんの目の届かないところにある。なので当面は自社の代わりに代理店を探し外注で仕事を回す。当然利益は目減り [続きを読む]
外国から日本に帰る便のスペースを貨物で埋める事を目的としたJPTの特徴は売上の割合に中国の顧客が多い事であった。中国の顧客は著しく利益率が低いが貨物量は多い。逆に日系の顧客は扱い量的には多くないが利益率が高い。よって利益 [続きを読む]
中国の商習慣の特徴として賄賂はみなさんすぐ思いつくだろうが、これは中国に限った話ではなくどこにでもある。グアテマラやベトナムでもあった。日本でも、談合など間接的な形では不公平な取引はいくらでもある。ただ、中国が圧倒的に違 [続きを読む]
家族が中国にやってくる前日、マンションの電話が鳴る。受話器を取る中国のお姉ちゃん。しばらく間をおいて、それを引ったくり 「え、ああ違うんだよ・・・。あれは商売の人で・・・」 混乱して言い訳もしどろもどろ。電話はそのまま切 [続きを読む]